ヨガのアーサナ(ポーズ)を上手にとり、
カラダ全体の効率やパフォーマンスを上げるのには、
まず、何をしたらいいのでしょうか。
よく言われている筋肉を鍛えたり、
関節を柔らかくすることが、大切なのでしょうか?!
今日のBodyThinkingヨガのクラスでも、
来ておられた方々で、
「どうもポーズの効果が感じられない」」
「痛くてアーサナが上手にとれない」という方がいました。
本人は「筋力が足りないのでは」「カラダが固い」とおっしゃっているのですが、
よく観察すると、足を上げる動作の最中に肩に力を入れていたり、
手を握り締めていていらっしゃるのがわかりました。
そこで、ちょっとお話した後で
「リラックスしてポーズを取るのに必要な動作だけ順々に組み立てる」
ということをやってもらい、
丁寧にカラダ全体を意識して動いてもらうと、
不思議なことに、ちゃんと、いつも苦手なバランスポーズも取れたのです。
最初はそんな小さなことが原因でポーズが取れない、
とはもちろん気づかないのですが、
不必要な動作を止めて、自分のカラダを信頼し、
全体性を感じて丁寧に動いていくうちに、
必ず効率的な動きの方法が見えてくるはずです。
カラダの動かし方の正しい指令を、
頭からもう一度出し直すには、癖に気付いてカラダをといてみる(癖をやめてみる)必要があります。
そして、首や肩に入っている力を抜いて、丁寧に動きを見直してみましょう。
普段の癖にいったん気づいてやめて、
新しい動かし方の練習したところ、
「こんなに軽くカラダを動かせたんだ!」と新鮮な驚きが発見できます。
また、自分のボディ・イメージが誤っているために、
アーサナを取るための頭からの運動指令自体のイメージが間違っているケースもあります。
私の場合ですが、自分の肩甲骨が思っていたより小さいのに、
大きくイメージして動かしていたことで不要な動作が入っていたことに、
最近あらためて気付いたところです。
カラダの動かし方やイメージの勘違いに関しては、
丁寧に余計なことは何か、
ポーズを取るために本当に必要な動作は何かを、
肩の力を抜いて一息ついてから、
全体を見直して、指令を出しなおすことがまず大切なのです。
鍛えたり緩めたり、ポーズを深めたり、
はその次の段階でも遅くはないですが、
そもそもカラダの勘違いを一旦捨てて、
カラダを動かす自分の頭の中のプランを整理することが一番有効な手段です。
(ためしてみましょう!)
ヨガのアーサナの気づきは、
実は、他の色んなカラダを使ってやる動作、
ピアノを弾く、お茶を入れる、
料理をする、掃除をする、コンピューターを打つ、などに応用することができるのです。
そう思うと楽しくなりませんか♪
気持ちよく、カラダの使い方を向上させていく。
パフォーマンスが向上していく、
そんなところが、ヨガの本当の楽しみ、
と言えるかも知れませんね。
今度はヨガで、カラダのパフォーマンスを
向上させることについて書いてみたいと思います。
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