ヨガクラス全体と細部に気を配る、インストラクターは人前で、大きな仕事と責任を任されています。
スタジオに行けば気を配らなくてはいらない色んなことだらけです。人間関係、環境(部屋の温度湿度、マットの配置など)やポーズが乱れている人、また自分の技術不足、体調など色んなことが、気になります。直前に何か嫌なことがあったり、レッスンだけに集中するって、けっこうたいへんです。
ついいらいらしてきたり、あせってクラスに入ってしまったり、でも、そんな時、あせってうわずった声、緊張がまだ漂う声でリードされたら、、生徒さんも落ち着かないですよね。
いくら作り笑顔をしても、それはどこかで偽物と伝わってしまうもの。
そんな時に、人気の先生方はどうしているのか。いつでも人を引き付けているその秘訣を教えてもらいました。
ある先生の答えは「後ろのことや前のことを考えるのを止め、ただ呼吸に集中すること。落ち着けない自分も含めて、「今ここ」に集中して、ただ受け入れること。」でした。
確かに大体、気分が落ちているときや悩んでいるのは、将来や未来のことを考えているか、過去にとらわれているとき。「今ここ(イマココ)」を忘れがちなときです。
そして、常に固定ファンのいる先生方の一つの特徴は「自然体」だと思います。
私が尊敬する人気の先生方は、決して完璧な人間ではないけれど、レッスンを自分の辛い人生から逆にそれを力に変えるパワーに変換しよう、生徒さんと誠実に共有しようとする人達ばかりです。
自分がいつもいい状態で教えられるわけではなくても、そんな部分も含めて生徒さんと共有できる人が、その誠実さも含めて人を引き付ける魅力になっているようです。(そうでない人もいますが、技術やネームバリューなどの人気は過渡的なものです。)
つらいときは、生徒さんも一緒に浮世の辛さを忘れて、ひと時の静寂な時を楽しむため、自分の体や心の状態をよりよくするためのレッスンをする、と思えば、いい時間が過ごせると思います。
中には「今日は〇〇なことがあって気分が落ち込んだけれども、○○を伝えたくてレッスンします」という方もいます。
口にするかどうか、表現は様々ですが、結局、誠実さが人を引き付けるものですね。
そして、伝えたい誠実なメッセージがある、ということも大切。
本物は多少ゆがみやへこみがあって、それでも、作り物の人工的な形より、美しいのだと思います。
痛みや苦しみ、悲しみというへこみがあったとしても。
別の大家の先生は、「自分は体調が悪い時の方が、その場に集中できるので、生徒さんからはいいレッスンだったと言われる」とおっしゃってました。
身体的にも自然体な時が、パフォーマンスも一番いいのはよく知られていることです。
どんな時でも、誠実にその時に集中、呼吸に集中してみる、自然体の自分のこころと体を信じてみる、そうすれば、本来の魅力が、誰でもにじみ出てくるようです。
誰でも魅力的になれる!そう思うとちょっと元気になりませんか?
私も明日から「今ここ(イマココ)」と「自然体」で自分を信じてがんばろう、と思っているところです。
=======================
教える人のためのATヨガレッスン
火曜日14時〜は、ハスヨガ 銀座スタジオで
体験レッスンはこちらから
もっとヨガについて知りたい方、
身もこころも軽くなる!
指導力が上がる!
ヨガ・コーチングの無料メルマガに登録しよう。(以下をクリック!)