人間を含め、動物はみな、まず「頭が動きカラダがついていく」、と言う風に動いていることをご存知でしょうか。
猫がジャンプするときは、背中を丸めたままではジャンンプできませんよね。頭と脊椎全体がばねのように伸びながら、ジャンプするのを見たことがある人も多いことでしょう。頭と脊椎が動いて、それに四肢がついていきます。
ジャンプのような大きな動きだけでなく、細かい動きの一つ一つも、まず頭と脊椎の関係性が自由であれば、細かい動きに神経が行き届いて、スムーズに繊細に行うことができます。
カラダのことを考える時に、人は部分やパーツに分けて考えることが多いです。
しかし、たとえば足だけあっても、歩くことはできません。頭と脊椎が機能しているからそこ、足を動かすことができます。
アレクサンダー・テクニークの業界用語では、頭と脊椎の関係性についてプライマリー・コントロール(最初のコントロール)と呼びます。ここでのコントロールは、故意に意志を働かすことではなく、自然にコントロールが働いているという意味です。
生きている限り動物は、プライマリー・コントロールが働いています。私たちは本来それを邪魔しないようにすればいいのです。たいがい、このプライマリー・コントロールを少しずつ邪魔していることで、不具合が生じています。
ヨガをやる時にも、邪魔になっているのは実は「余計なことをしている。やり過ぎていること」です。練習は必要ですが、本来、人間のカラダには、とても大きなポテンシャルがあります。
長年伝わっているヨガは、そのカラダの本来の力を活かせば、全体が使えるとても便利な完成されたアクティビティなのです。ぜひ、試してみませんか。体験予約はこちら!
さて、やり過ぎ事例、いくつか次回以降で、具体的にご紹介したいと思いますのでお楽しみに♪
(参考図書:「介護者のためのアレクサンダー・テクニーク」石井ゆりこ)
2013
28Sep