ヨガのアーサナをとる際、やらなくていい色んなカラダの動きを無意識に行ていることで、アーサナが阻害されていることが多いです。実際には、この「余計なこと」をやめる方が、何かをさらにするより上手く身体を動かせることが多いです。
なくて七癖というけれど、皆さんもあてはまるはず!
1.過度な呼吸
必要な分だけ呼吸すればいいのに、やたらと胸式や腹式にこだわり過ぎて自分を疲れさせている場合があります。(意図があってやっている時は別です。)手足がしびれたりする人は要注意です。
吸い過ぎは、楽器演奏で頑張る人にも多い傾向ですし、成果を出したい!という強い思いがある、せっかちさんにも多いです。
2.緊張していらないところに力を入れる
典型的なのは肩に普段から力が入ってしまっていて、どうしたら力を抜けるかわからなくなっている人です。全身の動きにこういった緊張が影響するので、ダウンドッグをとろうとした場合など、腕、背中を使うアーサナがとりにくくなったりします。
定型的な型にこだわって、なかなかそこから抜けられない人。実は怖がりだけれど、本当はもっと違う自分があると思っている人に多い傾向に思います。
3.マットの上で、「今からやるぞ!」っとポーズをとる
ヨギーニは「マット」という神聖な空間に立った瞬間に独特の緊張を感じて、立ちポーズから背中がそったり、顎を引いたりそらしたり、よく見るとみんな、いろんな微細なことをしているものです。こんなこころの準備からくる癖が邪魔になっていることも覚えておきましょう。
何事も用意周到に準備していないと気のすまない人、ちょっと小心者で実は怖がりな人にも多いポーズです。(誰でも少しは気づかずにやっています。)
4.最後に「できた!」と決めポーズをとる
これもしばしばみかけるわずかな動きですが、次のアーサナに移ってからの動作を阻害していることが多いです。
目立ちたい、美しく見せたい願望、またはパフォーマンスをやる人によくある癖です。
5.顎、首を上げて引っ張る。または引き下げる
どういうわけか普段からの癖が出やすいところです。
オフィスワークなどで通常首を固めている人、顎をかみしめている人、頑張り屋さんな人、におおいポーズです。
6.お腹の下の方に余計な力を入れる
勘違いがあって、バンダというのは、下腹部に常に力を入れていることだ、と思っている方がいたりします。これも呼吸やカラダの動きの伝達を阻害します。
お腹を気にしている女性、完璧主義な人、何か思いをためている人、がやりがちです。
7.必要のない力を入れることで、筋肉が鍛えられると勘違いする
「筋トレ」意識が強すぎることで、腕を不必要に引っ張ったり、色々なことをやっているものです。
カラダを鍛える美意識が高い人、スポーツや格闘技が好きな人、エネルギーの高い人に多い傾向です。
8.腕、肩関節、鎖骨部分をかためている
常に普段の生活で肩や腕に力が入っていると、全身を使うのが難しくなります。
自分を守ろうとしている人、オフィスワークやコンピュータを使う人、ピアノや弦楽器を弾く人もこういう方が多いです。
9.足先を踏ん張る
地面に着地している足の立ち方は重力との関係でも重要で、足は、筋肉や筋膜や神経がカラダ中とつながっているところです。ステージや人前に立つことのある人、競技をやる人、教師などに多いです。
10.骨盤を後傾、または前傾させている
お腹、背中側の筋肉が余計に使われているため、そこの部分をさらに使っての全身運動がしにくくなります。
あまりカラダを使ったスポーツをしない人、車の運転を長時間する人、または椅子に座っていることの多い人の傾向です。
11.「できない、できない!」と思う
ヨガのアーサナをとるには自分を信頼することが必要です。体を動かすことに苦手意識があったり、始めてやることでの緊張があったりすると、自分に「できない」と言い聞かせてしまう方がいます。そうすると、なぜかできることもできなくなってしまうのです。
でも、「自己嫌悪」の感情はほぼ誰にでもある、もののようにも思います。
12.考えすぎる。探り過ぎる。自分の中に入り込む
「自分に気付く」ためには、実は外も含んで自分を見つめる必要があるのですが、自分の感覚を探り過ぎてしまうことがによくあります。
ヨガを長くやっている人に多い傾向です。本を読んだり研究、じっくり考えるのが得意な頭脳労働が長い人、目をよく使う人によく現れます。
13.何をしたらいいかわからないでとりあえずカラダを動かす
実は体は明確な指示を出してあげないとちゃんと動かないものなのです。迷いがあると、脳からの指令が混乱し、結果としてカラダが固まります。
ストレスを感じて何かから逃れたいと思っている人、親から厳しく躾けられた人、などに多いと思います。
14.見なくていい方向を見る。視線を固める
視線はカラダをリードする羅針盤になることがあります。ふらふらしていたり、体の動きについていっていないと思考が乱され、カラダをリードしていくことも難しくなります。
目を使うことの多い仕事の人、頭を使う人、大きな悩みを抱えたことのある人などによくいます。
15.歯を食いしばる
力を入れる時に人間は歯を食いしばりますが、最初からずっと食いしばっているとさらに力を入れるのは難しいです。
スポーツでの癖がついている人、又はストレスや痛みで歯を食いしばる癖がついている人もいます。
16.手を無駄に引っ張ってつく
指先の筋肉の動きも実は腕、背中に影響するため、全身が影響されます。不必要な力をかけていると、その分、全身の指令に影響するところです。
パソコン仕事などが長い人もいれば、肩凝りがひどい人、全身の緊張が取れない人がよくこんなことをしています。
あなたも、こんなことをしていませんか?!では、余計なことをやめるて上手く身体を使う方法、少しづつご紹介していきたいと思います♪→コメント、ご予約はこちら
2013
01Oct