ヨガ・インストラクターの方が、レッスンで迷うことの一つに、ヨガのシークエンスの作り方があります。
ある決まったシークエンスが守られている形式(例えばアシュタンガヨガ)がある場合も多いのですが自分でいつも作らなくてはならない場合には、模倣したり組み合わせたり、学んだことを実践で試していく方が多いのではないでしょうか。
本当は、ヨガという運動をする際の準備、何をすればより安全に効率的にカラダが動かせるか、
ということはよくインストラクターの方によっても相当考え方が違うようです。
指導者のコースでは、よくクラスの中で、ピークポーズを一つ設定して
必要な使う筋肉を徐々にほぐしたり、使っていったりすることを進めています。
そして、事前に鍛えておいたり、ストレッチを進めているところがあります。
はじまりの形は、大抵まずは深呼吸したり、瞑想からスタートすることが多いけれど、その後
立ちポーズにすぐ入ったり、座りポーズから必ず始めるところ、背中を付けたり、
シバナンダヨガでは、倒立からスタートすると聞いていますし、本当に色々です。
でも、果たして何が、最も有効なのでしょうか?
ストレッチに関しては諸説あります。
そもそも、伸ばし過ぎると筋肉は働かなくなる、という意見や、
股関節などの可動域が広がっても、それが怪我の減少との関連は科学的根拠がない、
という説もあります。いきおいを付けてストレッチしたり、思いっきり使ってしまうと、
帰ってパフォーマンスが落ちる、という説もあります。
すっかり、わからなくなりますよね。
BodyChanceメソッド(アレクサンダー・テクニーク)では、動きの効率をあげるために
どのように考えるかを、7月にBodyChance Yogaの「もっとラクに自由になるアーサナ・クリニック」の1day ワークショップの講師もしてくださったキャシー・マデン先生に聞いてみました。
キャシー先生によると、実はヨガや動きを効率的に始めるために一番大切なことは、
シークエンスの形と選択というより自分のThinking(考え)とカラダの両方の状態、
にあるようです。
キャシー先生自身が使っている自分の授業での準備について教えて下さいました。
それは、実はストレッチの種類でも、アーサナの順番でもない、独特の経験にもとづく
プランでした。→次回に続きを書いていきたいと思います。
2014
07Aug