多くの方が、「実は首を回すととても痛い」という悩みを持っています「そんなことで痛みを感じるはずがない」とか「私だけかも」などと恥じる必要はありません。
多くのインストラクター達が、こっそり首の痛みの悩みを私達に告白してくれました。
痛みは、実は身体の使い方が間違っていることをお知らせしてくれる、とてもありがたいサイン!このサインを元に、動きの誤解を解くことができれば、あなたの首の痛みも徐々に解決していくことでしょう。
ちょっと実験をしてみましょう。
まずは「首」を意識して回してみます。あなたは、どこを回しているでしょうか。顎の辺りから下を意識して回しているのではないでしょうか。実は、首というのは耳の辺りから下、けっこう高いところから始まっています。
でも、実際には、「首」と言われる場所はそこだけが独立してあるのではなく、頭のすぐ下から、背骨の一部として、頸椎、胸椎、腰椎と全部つながっています。
だから、「首を回す」ように見える動作は、実際には頭を先端に背骨や身体全体を動かしているのです。ところが「首を回す」と思うと、言葉どおりに身体は頸だけを回そうとしたりします。
「頭を回す」と思ってみるとどうでしょうか?きっと、動きの可動性や範囲、幅が広がるはずです。
痛みなく気持ちよく首を回すには、動きの先端、つまり頭を意識することがラクに動くコツです。
また、頭の正確な位置(mapping)を知っておくことも役立ちます。「頭」は、顎のあたりまでと思っていませんか?実は、頭は、耳より上、頭頂まであり、たいていの人はもっと低い位置をイメージしているものです。手で実際に触れて高さを把握してみましょう。
せっかく効果があると言われるアーサナ(ポーズ)も、本当の身体のシステムとイメージが異なっていたり、部分だけに意識が集中してしまうと、効果半減、痛みの原因になってしまいます。
「首を回す」という一見簡単な動作も、やり方によってはけっして身体にいいことばかりではないのです。でも、自然に合ったやり方さえできれば、痛かった動作が、本当に効果のある、とても気持ちのいいアーサナ(ポーズ)になります。ヨガは日々、少しづつ学び、前進する喜びがあります。根気よく身体とこころで学んでいきましょう。
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2015
20Feb