ダウンドッグについては、色々書いてきた(ダウンドッグ1,2,3はこちら!)が、流派やスタジオで色んな指導法を耳にする。
気になるのは、ラクに身体を使えるためのはずの指導を受けても、
「実はどうやっても苦しい」という人が実に多いこと。
こういう私も以前はなんのために何をしているのか、以前はよくわからなかった。
そこで最近は研究してきた結果、軸の使い方がすべてを決める!と確信がもて、すごくラクにできる方法が
わかるようになってきた。
すると最近は、色んなダウンドッグの質問、相談を受けるようになった。
「足は平行でなくてはいけないのでしょうか。」
「足のはばは〇〇センチくらいとは本当でしょうか。」
「腰はまっすぐ伸ばしてなくてはいけないのでしょうか」「膝が伸びないんです」
このような質問で気になるのは、過度に尺度や正確さ、形や本人の合わない型を追及する指導が、逆にポーズをとりにくくし、痛みやつらさにつながっている可能性があることだ。
幅や大きさに関することは、参考にはなっても、そうでなくてはならない、ということはないはずだと私は思う。
なぜなら、人の大きさ、腕や足の長さはそれぞれなので、〇〇センチでなくてはいけない、
という標準が必ず自分にあうとは限らないからだ。
指導しているインストラクターさんの身体のサイズには合っているかも知れないけれど、
それがあなたの身体にあった幅だと言い切れるだろうか?
時には、疑ってみることも必要だと思う。
そして、ポーズは日によっても、体調によっても違ってくる。
それを受け入れて、日々、たんたんとやることで自然にポーズができるようになることが、本当のヨガなのだと思う。
自分には、何が合っているのだろうか?と探究するための、一つの手段がヨガなのだから。
本当に自分に合っていることは自分のカラダしかわからない。
身体は毎日違うので、今日の自分がどうか、によっても変わることも覚えておこう。
そして、ヨガは動きであり、ダウンドッグも動きと動きの間の「つなぎのポーズ」だ。
静止した型を探すと、前後の動きがよけい制限されてしまう。
自分の動きの都合、カラダの都合で毎日違う、それでいい!ということは覚えておこう。
自然でラクなカラダの使い方をもっと知りたい方は、BodyChance Yoga Friendのメール・セミナー「ヨガででよくある7つの動きの勘違い」を知ろう。
2015
21Sep