「身体の偏り、左右の差が気になるんです」
という相談を最近よく受けます。
右足でバランスをとりやすいのに、
なぜ左はとりにくい?
実は、私もそんなからだの偏りを感じる一人です。
でも、そんなときに気づいてみると、
「バランスのとりにくい足」のことだけを考えていませんか?
本当はどんな動きも、そもそも手だけ、足だけ、
で動いているのではなく、体は微細にいつでも全身で動いていますし、
使うことが自然です。
だから、気になる部分や偏りがあっても、
ある部分を気にするより、
全身を思い出し、
手足の先まですべて動きに参加するよう、
からだ全体や自分がいる空間にも意識がある方が、
左右差や偏りを少なくするのには効果があります。
そもそも、本当は、左右が完全に対称な人なんていないのです!
利き腕や利き足、というのがあると
必ずカラダの筋肉には偏りはできます。
カニは爪が片方大きいからと言って、気にしてはいないでしょう。
だから、人間だけが自分の偏りを気にして、
正そうとする動物なのです。
偏りも痛みも、起こるべくして起こっている、
それはそのまま受け止めて、
では何をしよう!と考える方が自然にカラダは変わってきます。
偏りばかりを気にしていると、
不思議とその筋肉をあえて使おうとするので、
だから、左右差を気にすると、
余計に偏りがひどくなることもしばしばあります。
そして、どうしても左右差が気になる人にお勧めのやり方があります。
それは、その動きがうまくできる側のやり方を、
反対側に、教えてあげるやり方です。
例えば、片足バランスが左足が不得意だったとしたら、
「右足に左足のやっていることを教えてあげる」と
思ってみたらどうなるか?
私の場合は、左足の違和感がなくなり、
うまくバランスがとれました!
自分に役立つ新しい
動きのプランが見つかるまで、トライして
楽しんでやってみましょうね。
痛み、違和感があるからこそ、新しいあなたに
あったやり方が見つかるチャンスなのです。
気になる方は、ぜひレッスンで続きをどうぞ♪