シャバーサナは、ヨガのスタジオでもカラダを動かした後、
全身の力を抜いて、地面と同化していく、
生命の働きを保存、温存してそれによって長寿を全うできる、
とも言われています。
いくつか、最大限のリラックスに入る方法を、スタジオで探究してみました。
1.まずは、膝をまげた状態で、背中を床につける。
(アレクサンダー・テクニークでは、セミ・スパインとかライ・ダウンというポーズ)
2.頭の位置と、その上の空間や距離も意識してから「背中は地面に触れて自由になっていい」と思う。
3.少し首や背中が緩んできたら、「胸の前側も自由になっていい」と思う。
4.呼吸が入る感覚があったら、肩甲骨が地面についているところ、背中のついているところが、ひろがってくることをイメージする。
5.膝が前に外方向に伸びることをイメージして、股関節から、外旋するように重力に任せてひらいて倒し、「かかとは前」とイメージしながら、脚を伸ばす。両足でこれをやって前に足を延ばす。
6.最後に気道は前の方にあって、空気が全身めぐる、頭の方まで吸うと上がることをイメージする。
7.手足先までイメージに含んであげて、全身を少しづつ丁寧にデリケートに緩ませていく。
丁寧にやってあげると、体の関節の隅々まで開いていくような、
空気がカラダ中を巡ってくる感覚が訪れて
(このあたりの感覚には個人差がありますが)、
睡眠が全然かわってきます。
色々なやり方がありますが、一つの手順です。
繊細に自分の体で色んな実験をしてみることで、
身体とこころ、両方が徐々に日々変化していくのを味わえることでしょう。
寝る前の時間に、自分を大切に振り返ってみるのに使ってみるのがお勧めです。
また、目は最初からすぐ閉じず、眉間を緩め、
顔や顎後からを抜いて、ぼんやりと周りの空間が「見えてる」感覚、
部屋の広さなど場所を意識してみてから、閉じることをお勧めです。
閉じながらも、全身の感覚は、その場とつながっていることを意識して、
外界をシャットアウトしない、のも究極のリラックスのコツです。
丁寧にやってあげないともったいないシャバーサナ。日々忙しいとなかなか味わえない贅沢な時間を、ぜひ楽しんでくださいね。
この機会にヨガの痛みとさよなら!して、
すべてのヨギーニ達の憧れる、
無理なく自然で美しい本物のスキルを身につけましょう!
眠りを深めるヨガ呼吸法 セミプライベート・レッスン 体験デー