実は、私は、人の依頼やお願いを断るのが苦手です。
やりたくない代講や、
単価の低すぎる仕事も、
頼まれると,
考えずに義理で引き受けてしまう、
そういう経験はありませんか?
先日、そんな悩みを生徒さんが相談に来ました。
「いやな仕事でもどうしても引き受けてしまうんです。
断っても取り合ってもらえないことが多いのです。」
ついついやりたくない仕事を引き受けてしまう、
断ってもわかってもらえない、
そんな方にアドバイス。
「本当に全身で断っていますか?」
その生徒さんの場合は、断るときに、
気づかないうちに、カラダを後ろに引いて、
息をつめて、
メッセージは前に伝えるというより、
全身で言葉を抑えている様子でした。
本当にはその人が決意していない様子が
ありありと、カラダの使い方に現れていました。
仕事を断れない、その理由は
「私がいないとだめなんだ」
と必要とされたいと持っていたり、
人に認められたい、
評価されたい、
期待に応えたい、
という思いが隠れていることがあります。
いい人になりたい人は、
自分が自分を評価していない人が多いものです。
断れない、いい人は、その代償に
自分を犠牲にします。
その小さな犠牲と自分のことを
蔑ろにする考えは、
さらに自分の評価を
自他ともに下げる結果となるのです。
人は自分のことを大切にしている人を
自然の評価します。
自分の大切にしていることを
誠実に伝える、それも相手を大切にするために
必要なのです。
断れない、というのは、
自分の中にまだ明瞭でない部分があるからです。
その証拠に、
呼吸が詰まっていませんか?
カラダを後ろにひきながらなんとなく断っている
自分に気づいたら、それはまだ心が決まっていないからかもしれません。
本当に自分が断りたかった理由を
思い出して気持ちを伝えてみましょう。
本当に決断してから、
断ってみましょう。
そして、断るときは、全身で!
物理的に断るときは、
自分の全身、足も使って
前のめりに断ってみましょう。
その時の自分に誠実でいる方が、
その人にとっても誠実なのです。
手放すからこそ、次が来る、
人との関係性も新しい展開が来る、
それを信じてみませんか?
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