「運動不足の生徒さんで、
筋力がない生徒さんがいるんです。
戦士のポーズで、
足を前に上手く出せないのですが、
どう指導したらいいでしょうか。」
先日あるインストラクターさんから相談がありました。
よくわからない。見えない。
だから何を指導していいかわからない。
レッスンを教えていてそんな風に
思って困ったことはありませんか?
でも、よく聞いていくと、
そのインストラクターさんは、
その生徒さんについて
実はいろんな情報を持っていました。
どんな生徒さん、普段何をしている人?
と聞いてみると、
美容師さんで腕をよく使っている人だそう。
ということは、普段から腕に重たいものを持ったり、
接客で気を使ったり、
腕や肩付近をずっと緊張させて使っている
可能性が高い人なわけです。
では、試しに、そこでみんなで腕や肩に力を入れて、
ポーズをとってみたらどうなるか?
やってみると、
ヨガには慣れたインストラクターさんでも苦しい!
と大騒ぎ。
全員が、その生徒さんの気持ちになれました。
一見関係のなさそうな、肩や首に力を入れていることが、
軸の動きを阻害し、足が上手く使えない理由だったのです。
さあ、
では、その生徒さんはその時、
どんなことをやろうとしていたのか?
動きのプランは明確だったか?誤解はなかったか?
何をしたかったのか?
探偵ごっこが始まります。
実は目の前で起こっていること
相当量の情報を脳はキャッチしています。
ただ、そこで利用することを知らないだけ、なのです。
「生徒さんが〇〇である」
という既に目の前で起こっていることを
見るより先に決めてしまう、
一種の思い込み、
「見えない、わからない」
という思い込みがしばしば観察を邪魔します。
「生徒さんは運動不足で、筋力がない」
それは本当でしょうか?
ただ見ること。
生徒さんは何をしたい、と思っているのか?
そこを邪魔しているのは何だろう?
色を付けずに、まずは、事実としてキャッチしている情報
だけをただ集めることで、
色んな解決方法、新しい提案を、
そのインストラクターさんは自分で見つけていくことができました。
最後は自分の中から出てくることを「信頼する力」を育てていく、
そんなレッスンを大切にしています。
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