「自分を責めるのではない指導法を学びたい」
先日は、そんなインストラクターさんが
レッスンに来て下さいました。
きっと自分の有り方や、指導について
真剣に考えられている方なのだな、
と感動したところです。
ヨガのインストラクターさんは、
たいへん厳しい指導を受けて来た人や、
ハードなお仕事や環境を乗り越えて
来られた方もいます。
そんな人は、たいてい自分に厳しく、
先生として、生徒さんに向かう時にも、
同じクセがでるものです。
私も、在る時そういう風に
自分や生徒さんを厳しく
見ていることに気付いたのですが、
そうすると生徒さんが何を望んでいるのか、
自分が何をしたいと思っているのかが
見えにくくなります。
だから、最近は自分を戒め、
叱咤激励したくなる時は、
「そのやり方、自分いじめは、本当に必要?!」
と、思い返しているところです。
過去の私はそれをしないと、
成長できない!と信じてました。
でも、それしか道はない、
と思っている時が危険です。
本当は可能性、選択は常に沢山あって
見えていないことが多いだけなのですから。
効率的に指導し、伝える方法を学んできて
わかってきたのは、
生徒さんの願いややる気に
ただ寄り添ってあげられることが
一番大切だ、ということです。
たとえ意外な方向に進むことがあったとしても、
学ぶエネルギー、成長するエネルギーを
損なわずに済むので、結局は効率的です。
あれが、できていない、
これも治してあげなくては!
と思うのは、私の方のエゴ。
でも生徒さんも自分のその場と知識、
身体の事情で完璧にできることをしているのです。
欠点を探す指導、ではなく、
伸びしろを見てあげる。
そのためには、まず自分の
伸びしろをみつけてあげましょう。
長い目での成長を信頼して、
優しく見守ってあげましょう。
一歩一歩、チャレンジしている自分を
認めてあげるところからスタート!です。
今ここで自分が学んだことを、
たとえ失敗があっても「学んだ」と
認めてみることから始めませんか。