「私はよく普段からヨガの練習で怪我が多いのです」
という方がときどきスタジオにいらっしゃいます。
そういう人は、普段から色んなものに躓いたり、
怪我を繰り返す傾向があるようです。
(私もそんなタイプで知らないうちにあざを作ったりでした。)
「怪我しやすい」人を観察していると、
ものの意識の仕方、もののとらえ方に特徴があるようです。
集中力が高い真面目な人、怖がりで慎重な人の方が、
なぜか怪我をしやすいようです。(その理由は続きで!)
自分が怪我しやすいと思う人は、
自分が、どんな時、どんな瞬間に
何を思っていて怪我しやすいか、
ちょっと観察してみましょう。
例えばポーズからポーズに移るとき、
はじめるとき、おわるときなど
動きが変換するときではありませんか?
あるポーズが修了して次のところに移動するとき、
足を一歩踏み出す時、
体の向きをかえたとき、などは、
「足」「手」「おなか」など
部分に気が行き過ぎてしまいがちです。
そのとき、「場」やからだ全体への意識が途切れやすいのです。
そのとき、あせったり、できない、怖いと思っていませんか?
色んな感情も伴って、あせったり怖いと、
つい今やっていることより先のことや過去のことを
考えがちです。
さらに全体の意識が途切れる、その瞬間部分に無理な力がかかり、
事故がおこりやすくなるのです。
私たちはみんな集中の途切れるパターンを持っています。
私達のこころは、すぐ、未来や過去、
体のある部分や内側だけに集中する癖があります。
そのこころの持ち方を「しつける」のがヨガ、
と言っていたある師匠がいました。
ヨガはそもそも体全体でパフォーマンスをする練習、
全体を意識し続ける練習のためにポーズも作られているのです。
では、どんな練習をすると、怪我をしにくいか?
部屋の広さや大きさ、
自分の体の位置を認識しながらずっと動き続ける、
部分より全体をぼんやりとながめている集中状態、を作る練習、
が実は怪我を防ぐのには役立ちます。
具体的には、
特に先ほどの方向転換や、あしや手を動かすとき、
自分がいる場所、空間の広さ、部屋の光の明るさ、
など周辺の情報と一緒にいながら動く、
「空間認識」を役立てることができます。
そして、「空間認識」に役立つのが、頭と軸への意識なのです。
(怪我を防ぐカラダとこころの使い方、続きをお楽しみに!)
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