「怪我をしないように気を付けている」
という生徒さんに限って、
ヨガで怪我した話をよく聞きます。
それはなぜでしょうか?
見えない恐怖を想像したとき、
脊椎動物というのは、みんな頭や首のあたりを固め、
脊椎や全身のパフォーマンスを落とす傾向があります。
固まって、小さく自分をしたままヨガをすると、
自分の本来持っている自由な動きを発揮できず、
怪我を招きやすくなるのです。
「怖い」「怪我したくない」と思うことは
避けられないけれども、
ヨガをするということは、
「恐怖」「快感」のような感覚ではなく、
動く、という行為です。
感覚に囚われ、支配されるより、
今自分がやるポーズの動き、
体がどこからどこに動くのか、
動きのプランを忠実に実行する決意が必要になります。
「怪我したくない!」と思う否定形の罠
そもそも、「〇〇したくない」という否定形を
体は動きとして理解しない傾向があります。
例えば、「ピンクの像を思い浮かべないでください」
と言っても思い浮かんでしまうものですが、
これは、無意識に脳は言われたことを、まず
肯定系で理解する傾向があるからです。
「怪我したくない!」と思うとき、
それに一番役立つのは、何をするか、
動きの方に集中することです。
きっと動きやすくなりますよ♪
困った時は、「動きの整理」のコツを学びにきてくださいね。