ヨガの手をついたり、上げるアーサナでは、
「肩甲骨の間を開ける」「引き下げる」などの表現をよく耳にします。
手を使うのにも、腕を使うのにも、肩を回すのにも、
肩甲骨が支えコントロールしてこそですが、
その働きはどうなっているのでしょう。
肩甲骨は、二等辺三角形を逆さにしたようなカタチをした骨で、
肩と腕をつなぐ役割をしています。
主な動きは6つ、肩甲骨を体の内側・外側に向かう動きを「内転と外転」、
肩を上げたり、下げたりする「挙上と下制」、
肩甲骨の関節面を上に向けたり、
下に向ける「上方回旋と下方回旋」。
肩甲骨は、このように腕を制限なく自由に安定させて動かすのを助ける働きがあります。
ローテーターカフとも言われる小さい内側の筋肉群と、
外側の大きな筋肉群(「菱形筋」や「僧帽筋」)らの沢山の筋肉が腕、
軸とつながっていて、腕を回したり、支えたり、
上げたり下ろしたりすることを補助しているのです。
肩甲骨がスムーズに働いてくれるためには、
回りのつながっている筋肉を上手にコラボレーション
させて動かすことがとても重要なのですね。
では、肩甲骨の「働きが悪い」「動きがわるい」と感じた時、
このような指導や働きかけは効果があるのでしょうか。
次回につづけたいと思います。
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