私はずいぶん長いこと、
「人に感謝する」ということの意味が
よくわからなかった。
「人にはお世話になっている、
感謝しなければならない」
と知っていて、
もちろん謝礼をし、口にも出して感謝を述べて歯痛。
ただ、最近「本当にありがたいなー」
と思う気持ちがわいてきてはじめて、
以前の自分は、本当の意味では、感情を知らなかったことに
気づいてきた。
一人でなんでもできること、を大切にしてきた。
両親は大事に私を育ててくれたが、
四姉妹の長女だった私は、
長女の役割として、
長女の役割として、
まず人の面倒をみることを優先するよう、
教育されてきたようなところがある。
妹達がいて、
「どこか親代わりにしっかりしなくては」、
と思っていた自分は、
本当は寂しい、もっと子供として思いっきり甘えたい、
そんな気持ちや感情を封じ、
いつしか自分の本当の気持ちを表現したり、
愛情を受け取ることが下手になっていた。
成長の過程で傷ついてきた心の傷、
肉体に残る記憶は、愛情の記憶も消し去り、
寂しさを封じていた。
こころの痛みを感じないように体を固めていると、
感覚や感情は一緒にシャットアウトされる。
痛みもそれで一時感じないことはできるが、
同時に感謝の気持ちや、喜び、楽しさも
大人になると薄くなりがちなのは、
身を守る技なのだろうか。
生かされている、感謝できる喜びを知ると、
痛みも同じく受け入れていいのだ、と逆に気づかされる。
両方、ただ私に起こっている事実なのだから。
記憶の奥底に傷とともに忘れてしまっていた、
愛された記憶は、
愛された記憶は、
からだの痛みや辛さも
そのまま受け止める体験をへて、
最近、やっとよみがえってきた。
「今の私の肉体、こころ、すべてがあるのは、
誰かがいて、何かがあって、支えてくれたおかげ、
今世の中にあるもののすべてと、
自分は実際につながっているのだ」
誰かがいてくれたから、今の自分があるのだ。
しごく当たり前のことが、
自分の身体感覚的の再教育とともに
少しばかり腑に落ちてきた。
必要な時間をかけて、
身体の動きから、自然な感覚を取り戻し、受け取る、
それはやっぱり、本来の人としての幸せの近道なのだな、
と改めて思っている。
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