ヨガは、身体を動かすことだけれども、
そこには思考が介在する。
実はヨガは、効率的に動くための、
思考の訓練ともいえると思うのだ。
自分をあるがままに見つめ、動きそのものに集中し、
何を目指すためにどうするか、
純粋にただやることであり、練習し、探究することがヨガだ。
そのために、自分がやる動きのプラン、
方向性を明確にしていくことをカラダとマインドで学んでいく。
無駄な心の動きがなくなると、
動きも迷いのない、美しさが現れる。
その思考法には、ヨガを離れても、
普段の生活や人生にも生かせるコツがあって、
無駄なことをしない、考えないと、体がラクになり、
生きていくこともラクになる。
この「動きを明確にしていく」プロセスそのものが、
ヨガをやる意味そのものなのだと思う。
ヨガを長くやってアレクサンダー・テクニークも学ぶと、
ヨガの深さにはあらためて気づかされ、
ただの運動や筋トレ、として扱ってしまうのは
あまりに、もったいないと思う。
多くの人がそのコツを知らずに、ゆるい運動、
と思って終わってしまう。
一般的には、体と心、頭脳の動きは、
切り離して考えられてしまうことが多いのだが、
この思考訓練のよさを、なんとか伝えられないか、
と思って考えたのが、ビンヤサのシークエンスの練習
で、その一つとしての月礼拝のシリーズだ。
難しいアーサナをどんどん覚えていくヨガは、
挑戦していく良さはあるけれども、
多くの人は、自分の動きに関する考えや、
体の癖を解放することを学んだりする余裕がなくなってしまう。
「完成形」だけに目がいくと、ヨガの良さである、
アーサナにたどり着くまでの、微細な体の学び、
動きに対する自分の考え方を振りかえり、
動きのプランを作り直していく作業がしにくい。
あんまり複雑なシークエンスだと覚えることに
精いっぱいになってしまうし、
知っているシークエンスのみだと、
初心者は挑戦する楽しさがない分、続きにくい。
ただ重力に任せるだけのヨガは、
本当に弱っている人以外は
「もっと何かができるようになりたい」
という健康的な願いを育てにくい。
それに、できないと思っていたことが、
身体と心の使い方でできるようになる、
その素晴らしい感覚、経験はやはり、捨てがたい。
そこで、体の使い方を学び、同じ動きが
変わってくることが体感でき、
上達していく楽しみが味わえる、
バランスのとりやすいシークエンスとして、月礼拝を選択した。
女性的で流れる動きは、体の軸とこころの軸が
ぴったり合って動けた時には、
とても美しい。
効能もあるが、女性にとっては、美はとても大切なものでもある。
色んなメッセージのつまった月礼拝シリーズ、ぜひ一緒にやってみませんか。
10月30日(火) 14:00–17:00
「月ヨガでこころと身体、脊椎を解放しよう」
1 *前後半セットでの受講がオススメです。 再生と浄化、女性性を効率を高めると言われてる月礼拝のポーズ。 4 回シリーズで(軸骨格、手と腕、呼吸と声、足と股関節)を学びながら、こころと身体を開いていきませんか?
前半は月礼拝からわかること、 後半は普段の動きにどうそれを活かしていくか、
究極の休息ポーズも最後に練習します。
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