「肩立ちのポーズをすると息が苦しく、首が痛いので苦手なんです」
と言う生徒さんがポーズをみてもらいに、レッスンにいらっしゃいました。
そういうときに、観察するとありがちなのが、
ポーズの最後の完成に最初から気がいっていることです。
どんな風にポーズに入っていくか、
あまり意識なく、後ろにどさっと背中を付けて、
顎を噛み締めてポーズをとるような動きがまずは見えました。
実はヨガのポーズの動きが最初に始まるのは、
脳の中で動きを思う時です。思うだけで筋肉は発火し、その方向に体も動きだします。
だから「ポーズをとる」と思ったところから、
既に動きについて意識をもっていくことが上手くポーズをとるコツになります。
背中を床にどさっとつけてからポーズをとるより、
例えば背中を倒して床につけるあたりから、体全体と動き方に意識をもっていきます。
頭の高さから脊椎が実は長く使えることを思い出してもらいました。
胴体を後ろに倒すときに一番大きく動きに貢献する
股関節が動くことにも意識してもらいます。
背中を床についたら、次に
足をあげてくるときに、実は脊椎は鼻の高さくらいからあること、
そこから足先まで動ける関節は沢山あることや、
足の先がどこに行くか、意識してもらいました。
そしていったん横になってもらうと、
今度は、手と腕についてちょっと学習。
肩立ちのポーズでは、手も使いますが、後ろに持って行く前に、
指、手、肘の関節、鎖骨まで色んなところが動くので、
最初に手、腕と前で動けることについて意識してもらいました。
すると、仕上げに足をあげたときにも、
胸のあたりの苦しさはぐっと減ったようです。
最後に横になったときにも、
いつもより、かなりリラックスできたそうです。
こんな風に、ヨガポーズを一つひとつ、
あなたに合ったやり方をみていく、その丁寧なプロセスと
考え方が、他のポーズをとるときにも、上達をぐっと早めるのです。
よかったらぜひ一度、自分のポーズを見つけにきませんか?
どこでも学べない、あなたにとって大切なメッセージを見つけましょう。
身もこころも軽くなる!
指導力が上がる!
ヨガ・コーチングメルマガに登録しよう。(以下をクリック!)