ラクで自由にヨガしたいとき、必要なことは以下のどれでしょうか?
1)足の指を開いて立つ。
2)足の指でマットをつかむ。
3)内腿に力を入れる。
4)膝を引き上げる。
5)尾骨を中に入れる。
6)肩を下す。
どれも、よくヨガ・スタジオでは耳にする言葉かと思います。
実は6つともどれも「ヨガの準備」とか立つことには、
必要がない準備の動きでむしろ余分な動作なのです!!
実際に、ヨガのアーサナで試してみるとよくわかりますが、
足の指に力を入れたり、内股を絞めたりすると、
そのあとの動作がやりにくくなります。
ヨガでは自分の自然な身体の能力を、
最大限に生かせる方法をつかいたいですよね?
自由に動きたくありませんか?
それなら、むしろ、ただ自分の足の指、かかと、
足首関節などの動けるところをラクに少し自由にすることで、
自然に足は地面に重力で寄り添うのです。
余計なことはしない方がしっかりと立てるはずです。
でも難しいのはこの「余計なことを手放すこと」
意識しないままただタダーサナをして始めると
「習慣」のスイッチ、「よけいな」スイッチが入りやすいのです。
そこで役立つのは動く時の「思考法」です。
ヨガで自然に動くために役立つのは、
準備に何か「する」ことより、
「立つ」目的を明確に「思う」ことです。
これから何をするために、どういう場所で
自分はなぜ立っているか、意識してみます。
試しに、一人練習するとき
おまじないのように出してみてやってみましょう。
「私は〇〇で、今〇〇の場所にいて、〇〇時に、
これから〇〇のポーズをするために、立っている」
自分がいる場所、環境、目的などと
ヨガをやるということを切り離さないこと、
周りを意識に入れながら立ってみましょう。
マットの上に立つところで、
いろんな準備や立ち方の指導が入るのは、
リラックスしたり「ただ立つ」ということをすることで、
習慣的な思考や動きの部分を、
まずやめたいからなのですね。
でも、その意味を知らず、目的を明確にせず、
ただやることを指導してもそれは
「さらに余計なこと」になり
やりたいことの役にはたたないのです。
準備の動きになんの意味があるか問い直してみましょう。
さあ、そしてラクにその習慣をやめる「ただ立つ」意識、
方法をぜひ一緒に、スタジオで探求してみませんか?
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