例えばマツヤアーサナ(魚のポーズ)では、
首を守りたい人、
腰を守りたいと思いがちです。
特に首や背中が、ポーズをとると
どうもいつも痛い!
という時、人はどうしてもその部分に気がいってしまいます。
そして、首が痛い人は
首をまっすぐにして守ろうとしたり、
腰が痛い人は、なるべく腰の方を使わないようにしたり、
柔軟をしてみたりします。
でも、本当の腰や首が痛い原因は、
むしろ、「全身でポーズをとっていない」こと、
ある筋肉や体の部分に負担がかかっていることにあります。
つまり全体がヨガに参加していないのです。
忘れてはならないのは、
このマツヤーサナのポーズでは、
そもそもどこが、先にまず動き出すことで
ポーズがとれるのか?です。
腕が先でしょうか、足でしょうか?
「考えたこともない」人は、
まずそこが明確でないことが、
怪我を繰り返し起こす原因になっている可能性があります。
動きの順番が混乱していることがしばしば痛みの原因なんです。
全身で負担なく後屈をするには、
まず、頭が自由に、目から上の部分、
トップジョイント(頭の底のあたり、脊椎の一番上)から
動けることが大切です。
頭は、まず軸に対して上に回転する必要があるのです。
そこには、顎の力は必要ないので、
歯をかみしめているのに気づいたら、
ちょっとため息を一回ついて、口をあけ、ゆるく唇だけをつけてみましょう。
目線も使って頭頂を回転させながら、
足先、つま先まで意識に
動き始めるときから入れてあげてみましょう。
全然ポーズが変わってきます!
足先まで筋肉がつながっていることを忘れずに!