先日テレビ東京の番組で、「あの天才の今」という番組を
やっていました。
見ていて興味深かったのは、今活躍している天才スポーツ選手やパフォーマーも
必ず過去に自分をしのぐような才能をもつライバルに出会っていることです。
「自分にはこれほどの才能はない」と
早熟の天才たちに出会い、励まされ切磋琢磨された過去があったことです。
では、今活躍している人たちと、早期に消える天才ライバルの違いは何か?
それは、「変化に対応して、続けていくことができた」ことに思います。
ある瞬間で天才的な才能を開花させることができる人は他にもいます。
でも、人生には時の流れと共に「変化」が訪れます。
まずは本人の変化。
大人になるにつれて興味のあることが変わったり、
自分の体が変わってくる。
そして周囲の環境も変化、条件も変化します。
そこで、自ら違う道を選ぶ人もいれば、
変化にうまくやり方を自分を合わせられず、
自らの才能に限界を感じて辞めていく人もいるのです。
でも、今の天才といわれる人たちは、状況の変化があっても
結果がいつか伴うことを信じ、そのときの自分に合った行動を選択し続けた人たちです。
今、まさに活躍している人との違いは、色んな困難や変化に合わせて、
思いを持ち続け、行動し続けられた人にだけ、結果はついてきます。
落とし穴になるのは、人間の行動の癖、というのはいわゆるトラウマ、
と言われるような負の体験、心の傷だけではなく、
「成功の体験の記憶も罠」があることです。
私たちは、いろんな体験から学び、成長しているわけですが、
「昔は上手くいった」という行動の記憶にとらわれてしまうと、
今の自分にあった行動が選択できなくなることがあるのです。
今のあなたの状況を受け入れ、
それにあった動き方がわかると、
冷静に情報収集ができ、新しい判断ができる。
実は、ヨガやアレクサンダー・テクニークで学ぶこと、
自分のこころと体の働き、構造について知ることのよさは、
変化に対応していく今のあなたにあった行動を選ぶ力がつくことにあります。
あなたのこの先の成長、年をとってもますます、演奏が楽しい!
ヨガも演奏も長く楽しみたい!そういう方は、ぜひレッスンを受けてみてくださいね。
さて、今一緒にアレクサンダー・テクニークを学んでいる仲間でもある、
ホルン指導者で演奏者でもある手塚由美さんは、そんな変容と行動を自ら
し続けている素敵な方です。
若いころのやり方に固執してしまって、成長が止まったようにおもう、そんな音楽家に
勇気と希望を与える「音楽家のためのヨガ」を企画してくださいました。
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手塚由美さんからのメッセージ:【演奏寿命を長くしたいなら】
身体の機能や仕組みを理解して演奏した方がいいのです。
若い頃は無理がきいてなんとかなっちゃうのだけど、
年齢を重ねるとそうはいかない。
呼吸に有利な身体の使い方を知っていたら、
口に負担をかけたり、喉に負担をかけたりしないて演奏することができます。
大きな楽器や重い楽器は楽器を安定させるのに必要以上に力を使わなくて済むから演奏にパワーを発揮できます。
楽器がなくても動きのウォーミングアップをすることで、
練習時間もさらに質の良いものになるでしょう。
「音楽家のためのヨガ&アレクサンダー・テクニーク1day講座」
お早目にお申込みくださいね。