以前、同じ職場で一緒に働いていたMさんは、
私のオフィスde で、酷かった肩こりと何より、
長年苦しんでいた頭痛から解放されたそうで、嬉しそうなメッセージを
いただいた。
責任感の強く、姉御肌で下の人から慕われていたMさんは、
かつて大きな仕事を一緒に頑張ってやってきた私の大切な
仲間でもある。
40代になって、管理職としての責任も増えたころ、
離婚や仕事の業務量がさらに増え、
いつものように出勤しようとしたある日、
「体は無理をきいてくれない」と気づいたのでした。
腕を上げることすらできなくなって、起き上がれない、
とうとう会社のお医者さんから出張禁止令、
「自宅でまずはカラダを治すよう」命が出たそうだ。
焦ってカラダを回復させようとすると、ますます治らないし、
誰に聞いても、その原因も治療の方法もわからず、Mさんは
不定愁訴を抱えて苦しんだそうだ。
「何が原因なんだろう?」という疑問をそのまま、
医者や看護師さんにぶつけても、悩みを聞いてくれ、薬が処方されても、
「自分でどうしたらいいか?」根本的なことを教えてくれる人は
いなかったそうだ。
そんなある日、私がオフィスで開催しているヨガに、
たまたま来てくださり、
「体の使い方のクセ」や構造にあった使い方があることを知り、
頭痛はずっとよくなり、長時間のPC仕事も最近は、また
軽々とできるようになったそうだ。
「もう少し早く、カラダのことについて知っていたら」
そう嘆く彼女の声は、無理して働く40代の管理職女性の声を
代弁しているように聞こえた。
いくら働き改革があって、残業を減らそう、
と言ってもなかなかそうはならない。
会社もお医者さんも、治療の面倒を見て、
お休みは撮らせてくれたとしても、
体を自分でケアする方法は教えてはくれない。
妙齢になると、色んな仕事のプレッシャー、
ホルモンバランスの変化、
離婚や家族の不調や介護、子供の反抗期、
そんな出来ごとは、誰にでも訪れる
負担のかかる時期がある。
そこで「今まで元気だったから大丈夫」
とたかをくくっていると、以前の私のように体を壊すのだ。
そこで新しい方法がある、「自分の使い方は自分で変えられる」
ことがわかるのは、大きな助けになる。
体も楽になるが、自分で習慣を手放せると、
新しい考えを受け入れられるカラダの準備も整い、
ストレスにも対応できる力になる。
そんな働く仲間のためのオフィスdeヨガを定期的に開催している。