先日レッスンに来られた生徒さんが、
「英雄のポーズをするとき、
どうしても苦しいし、土台がぐらぐらする。」
ということだったので、一緒にポーズを見ていきました。
「普段はどんな風にポーズをとっているのですか?」
と聞くと、
「腰をそろえて、足の指で地面を掴み、手は真横に広げ、背中はまっすぐする」
とインストラクターさんからは、細かい動きをいつもなおされ、
「先生のいうとおりにやろうとしても上手くできない」と
悲しそうな様子です。
そこで私が一緒に観ていったのは
「動きのインストラクション」
を変えてみることでした。
実は、動きにくい原因は、たいてい
インストラクション(指示)にあります。
「まっすぐ」「正しく」や、「そろえる」「つかむ」などの部分を整えるための言葉、
「体の部分」「形」を修正するようなインストラクションは、
直接、体のどこが何をするのか?
が不明瞭です。
このため、余計に緊張させや動きにくく傾向を生みます。
呼吸しやすいヨガには必要がない言葉と言えます。
それよりも、体のどこをどの方向に動かしていくか、
方向性、動き、を直接伝えましょう。
その時も、タダーサナ(立ポーズ)のところから、
まずどこから向きをかえていくか、何がどこに伸びていくか、
シンプルに本人に考えてもらいました。
(自分で考えるというのもポイント!なぜなら、
先生ではなくあなたのカラダなのですから
あなたしか、あなたのやり方は見つけられないのです。)
まずは頭から股関節、あしなど
全身をこれから動かす、ということを最初に意識してもらい
(この全身を意識してからスタートするというのもポイント2!)
「頭は前、右足は後ろ、左足膝が前、頭と目線を右、両手は前から肘と一緒に前後に伸びる」
とただ順を追っていくと、すぐ
「あれ?やりやすい?」
と形も整い、呼吸も顔色まで改善してポーズが安定しました。
そもそも、ヨガは「カラダ全体」
大切なのは、四肢よりもまずは軸、そして方向性です。
細かい部分より軸を中心にどこに動いていくか、整理するととってもやりやすくなります。
ヨガがやりにくいとき、
伝わらないとき、
軸を中心とした動き方を見直してみませんか?
かならずあなたに合ったやり方が見つかるはずです。
あきらめなくてもいいし、あなたがおかしいのでもないのです。
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