あなたは、何のためにヨガをしていますか?
カラダをラクにできると幸せだし、
気持ちがいいのもいいところ!
ポーズができるようになると嬉しいから、
達成感を人間は求めるものです。
ただ快感、という感覚も、
ポーズができる、という達成感も、
実は、何かをした結果にしかすぎません。
「結果」が得られないと、幸せを感じないとしたら、
いつまでも完璧を求めて、ヨガをやっても幸せには晴れません。
ずっと何かを追い求め、
青い鳥を求めてさまよう人生のジプシーにしかならないと思います。
成功した喜びも快感も、すぐ過ぎ去ってしまうからです。
自己否定感を抱えたまま、自己研鑽を続け、
ヨガも沢山のセミナーに行きながら、いつも迷っている、、
ヨガでだめなら、他のことを試し、また失望し、しまいには絶望する、
そんな人を回りに見たことはありませんか?
せっかく学んできた道のりより、
これから先の学ぶことや、できていないことに目を向けてしまうことは、
今の動きや行動を邪魔することになります。
それは、背中にうんと力を入れて頑張りながら、
前屈しようとするようなもの。
先に行こうとすればするほど、
手が足のつま先にはつかない、
むしろ足が遠くなっていくことになります。
なぜか私達は多くの場合、
「できない」、「できない」、と自己否定と
学ぶことをセットにすることに慣れているのですが、
それは三歩あるいて二歩下がるようなもの。
効率的ではないことが実際にはカラダでわかります。
私が結局、ヨガで知った「学び方のコツ」は、
小さなステップの過程、
小さな一歩一歩の成功を喜び、お祝いしてあげること。
でした。
子供は、転んでもすぐ忘れて立ちあがろうとすることを
本能的に楽しむものです。
私も、随分長い事、その一歩一歩の喜びを
忘れてしまっていたようです。
それに気づいた今は、何か一つポーズをすればお祝い!
スタジオでは失敗も一つ情報が増えたことをお祝いしています。
大きなブレークスルーは、いつだって小さな積み重ねがあってこそ。
表面張力の水があふれるように最後に結果がみえるものです。
できないポーズがあっても、ただ呼吸をたんたんと
楽しみながら、時間を味わえば、
できたことにも、失敗にも、気づけば、
喜びは、日々の小さな練習にもあふれているのです。
祝杯を最後に後にとっておくのもいいですが、
知ったこと、得たことをお祝いすること、
をしませんか?