今日は、苦手なポーズが簡単にもっとやりやすくなる、
ヨガ指導に使えるコツについてです。
「苦手なポーズへの取り組み方のコツというのは、
おいしいカップラーメンの作り方」に似ている、
そんな面白い話をケン先生がしたことがあったのでちょっとシェアです。
カップラーメンをおいしく食べよう、と思う時、
何をしますか?
蓋を半分明け、お湯を沸かし、そのお湯を注ぎ、蓋を〆め、
3分待って、それからかき回す。
「手順」があって、そのとおりにまずはやると
同じようなおいしいラーメン、「結果」「完成形」ができあがります。
ヨガのポーズでも、実はこのカップラーメンを作るときと同じように、
効率的な動きの「手順」というのがあります。
たとえば、ダウンドッグのポーズをこんな風にとりたい、
という「完成形」がまず頭にあると思います。
そしてそのための動きの「手順」というのがあります。
ダウンドッグであれば、膝をついたり、股関節から屈曲したり、手を前に伸ばしたり、
それぞれの動きのプロセスがあって、「ダウンドッグ」という形が現れます。
面白いのは、ダウンドッグがやりにくい時、
「どんな順番、手順でポーズをとっていますか?」
と生徒さんに質問すると、
必ずどこかにあいまいなところが見つかることです。
それはカラダのどこから動いていくか、であったり、
関節のどこをいつ使うのか、順番であったり、
または手順通りに全体を使って動いていくことであったりします。
生徒さんと一緒に動きの手順を整理して納得すると、
それだけでポーズが大きく変化することがほとんどです。
ところが、人はポーズの「完成形」だけにとらわれ過ぎて、
「まっすぐ背中をしたい」「綺麗な三角形のダウンドッグにならなくては!」
と手順を思うより先に、焦り、緊張し、固まり、
プロセスを大切にすることを忘れてしまうことがあります。
これが実はやりにくさ、痛さ、違和感などの結果、感覚となって現れるのです。
でもヨガの練習はプロセスこそにあり、完成度を高めるのはその手順に秘密があります。
いくらおいしいカップラーメンが欲しいと思っていても、
お湯を入れなかったり、順番が違うとおいしくはできないものです。
ヨガのポーズも同じで、何かがうまくいかないときは、
たいてい、順番や動きのプロセスを見直すことに
らくに上手にポーズを完成させる秘密が隠されているのです。
だから、生徒さんのダウンドッグ指導のときは、
タダーサナからどんな風に動いてポーズをとっているか?
プロセスを観察しましょう。
ポーズを形としてみる、より動きとして前後も含めて見る、
と何かが抜けていたり、飛んでいたり、
ちょっと力が多く疲れていたり、新しいことが見えて来ます。
その観察のための秘訣とは!?また、続きを書いていきますね。(つづく→)
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