私たちは自分たちの体の構造について、
何かしら「考え(イメージ)」を持っています。
たとえば、トリコーナアーサナをするときにも
無意識に、うでやあしを使うときに、当然、あし、とうで、
その他全身のイメージがあるからこそ、身体を動かすことができるわけです。
首が苦しかったり、腕がつらいことがあったら、
そのイメージ、というのに誤解が含まれていることがあるのです。
腕の「はじまり」は、どこからでしょうか?
そう聞くと、ほとんどの人が、肩先のあたり、
洋服の腕の継ぎ目が始まるあたりを指します。
ここは、ちょうど子供のころ遊んだ人形の
腕が抜けるところでもあります。
でも、本当は、腕の動きの始点は、
いわゆる「肩」ではなく、
首の真下のあたり、鎖骨の根本(胸鎖関節)です。
細かくいうと、
肩口に肩関節があり(所謂お洋服の肩のあたりです)、
上腕と肩甲骨と鎖骨が関節を作っています。
ヨガでよくある腕を上げる、広げる、などの動作を
腕を、誤った認識「肩先から始まっている」と
思ってやってしまうと、どうなるか?
肩から腕を使うと、
この部分を「動かさないように」
体は固定させる働きをしてしまいます。
固定したまま腕を動かそうとすることが、
腕の動きや全身の動きを制限し、
アーサナをとりにくくし、
演奏の邪魔をし、
肩凝りの原因を作りだすのです。
「トリコーナ・アーサナ(三角のポーズ)」
をとるとき、
首が痛い、
息が苦しい
背中が痛い、安定しない、
という方を、初心者でなくても、よく見ます。
このアーサナの始まりでは、
足を肩幅より少し広く取って立ち、
息を吸いながら
両手を広げて肩の高さまで
持ち上げて行きますが、
この腕のイメージに誤解があることが
アーサナに大きく影響しています。
腕を動かす筋肉は、
背中の筋肉(例えば広背筋)と
重なって足の動きにも影響します。
つまり、腕の使い方が、
全身にとても大きく影響していて、
間違った認識で使っていると、痛くなる。
「使い方が間違ってますよ!」と
カラダが親切に教えてくれることに
なるのです。
ちょっとした誤解を解くことで、結果は現れてきます。
こういう身体の構成地図を「ボディマッピング」
としばしば呼びます。
本当の腕の動き始める場所、
場所(地図)を学ぶと、
自然にあった体の動きを思い出すと、
痛みが改善され、
いつもの力で、とてもラクに自由に
ヨガもできるのです。
ヨガ・コーチングSOLのスタジオでは、
ヨガの新しいポーズを教える以上に、
こういった身体の勘違いを一つひとつみていくことで
痛みや不具合の改善をはかることを大切にしています。
考えている身体のイメージ(ボディマッピング)が
より本当のことに近い正確なものになってくると、
ヨガだけでなく、
生活全般がとても動きやすく、スムーズに痛みなくなるからです。
もっと正しい身体の地図を手に入れて、自由な動きを手に入れよう!
土曜日AM「安全で心地よい、痛みのないヨガと指導法」セミプライベートレッスン(4名限定)
新桜台のヨガ・サロンSOLで、土曜日午前のレッスン参加者募集中です。
開催場所:
東京都練馬区羽沢1-20-9 セーフ新桜台101
「安全で心地よい、痛みのないヨガ総合2時間講座」
6月23日(日)10時~12時半 銀座ハスヨガスタジオ
場所:銀座HASヨガスタジオ
東京都中央区 銀座1-21-12 山田ビル 5階
銀座ハスヨガ:(テーマ付きレッスン日程)
6月4日(火)、6月11日(火)14時~15時半
「安全な後屈と腰痛から体を守る方法(キャメルポーズ他)」
6月18日(火)、25日(火)14時~15時半
「バランスポーズとタダーサナの基本 ~3Dエクササイズで足から整える~」
7月9日(火)、16日(火)14時~15時半
「ひねりのポーズと開脚を深める (カラダの構造を観察する)」
7月23日(火)、30日(火)14時~15時半
「安全なアジャストと手の使い方 (ダウンドッグ、チャトランガがわかる!)」
場所:銀座HASヨガスタジオ
東京都中央区 銀座1-21-12 山田ビル 5階
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皆さんのお悩みや課題も聞きながら、
ヨガの基本ポーズを丁寧にレッスンをしていきます。
ヨガ初心者の方、または苦手なポーズがある中上級者の方、
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