忙しい一週間。そんな翌日はちょっとぐったり気味なことが、以前の私はよくありました。
なんとはなしに、気づかなかった体の痛みに気づいてしまったり、
それと共にお腹の調子が悪くなってしまったり。
リラックスすると出てくる週末病って悲しいですね。
お休みに不調なんて悲しいですが、でも「きっとこのデトックスが必要なのよ!」と
自分にいいきかせてみたりしてました。
そんな日は、東洋医学でいう気の流れをよくする経絡ヨガのレッスンをやると
不思議不思議!
生徒さんはもちろんのこと、正直、ちょっと不調だった私の方まで俄然元気に!
腰の痛かったところが、いつの間にか治ってしまいました。
経絡って、本当に不思議なんです。
経絡とは、東洋医学でいう人体の「気」の通り道と言われていて、
ツボが集まっている経路の流れが主に12本あります。
経絡ヨガでは、この流れにそって刺激されていくアーサナ(ポーズ)を取っていきます。
きついポーズは何もなく、別に筋肉をアイソメトリック的に力を入れて使うこともなければ、
ストレッチのように伸ばしたりもせず、ただ自然に呼吸を通じて流れに意識をもっていくだけです。
寝ヨガに近いリストラティブヨガともまた違うものです。
ただ、四千年前から中国の臨床医学として発展してきた歴史と経験の蓄積は、
侮れないなと思うところです。なぜ効くか、は誰も立証してないようですが、
効くものしか残っていない、、とも言えます。
東洋医学の知恵と経験のつまった、経絡(ツボが集まっている「気」の流れにそった経路)が
自然にとおっていくアーサナをつなげていくだけ。なのに、カラダはすっきり、
こころも軽く、上手く頭と脊椎の関係を使うと、腰の痛みもなくなりました。
来られたお客さんも、来たより、顔がひきあがって、目の下のクマがなぜかなくなって帰っていきました。
上手にやると美顔効果も発揮するようです。
さて、そんな経絡ヨガ。妊娠されている方、体調がすぐれない方でもできるし、
家でも簡単にできるシークエンス(動きの流れ)です。
1.肺経・大腸経
立ち姿勢で、足を肩幅くらいに開いて立ちます。背中の後ろで親指を組んで絡めながら、ゆっくりと息を吐きながら前屈 していきます。(この時、頭が軽く動くくらいの位置に置きながら、軸を使って股関節から前屈していくことがコツです。)
2.胃経・脾経
正座になって、割座で状態を倒していきます。最後に腕を頭の方に伸ばして、指を絡めて上に伸ばします。
3.心経・小腸経
あぐら、座位になって、片側の足裏を逆側の膝に置きます。
その膝の角度で足裏を合わせる。小指をあわせ丸くなり前屈。
4.膀胱経・腎経
足を伸ばして座って、股関節から前屈していきます。手を前に伸ばして、
最後に手の甲を互いに合わせるようにします。
5.心包経・三焦経
胡坐になってすわり、膝の位置が少し高い側の手をもちあげます。反対側の手をクロスさせるように手を膝の上におきます。上げている手を反対側の膝におき、坐骨を床につけたまま前屈させていきます。
6.胆経・肝経
片足を前に出して、もう片足の膝を曲げ、かかとがちょうど会陰のあたりにくるようにおき、伸ばした足側の手を伸ばし、上体を側屈させていきます。
7.督脈・任脈
最後に背中をつけて、手足を大きく開き、リラックスしてシャバーサナ(屍のポーズ)をとります。
ここまでが一連の流れです。さて、イメージしにくい方は、
あなたに合ったやり方を丁寧に見つけたい方は、ぜひスタジオに来てくださいね。
もっともっとパフォーマンスがあがるやり方、
そもそも疲れのもとになっている普段の身体の使い方の
習慣を、ヨガを楽しみながら変えていくことができますよ。
究極のリラックスを見つける!