ある方から、最近こんな相談を受けました。
「テレワーク生活まもなく2ヶ月となり、
朝から晩まで仕事で、会社に行っている時よりも束縛感じていて。
仕事もどんどん振られ… キーッって感じです。
コロナのニュースを見るたびに「感染したらだうしよう」とビクビクしてます。
正しい情報をきちんとつかまなくてはいけない、とは思うのですが、
志村けんさんや岡江さんの最期の姿にもう怖くて怖くて。
こういう映像見てしまうと、
すごく考えこんでしまって。あんな風に家族や自分がなったらどうしよう、とか。
そんな想像しちゃったりするのは私だけでしょうか。」
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人間は危機をキャッチすることに長けている動物です。
だからこそ、今まで生き残れた、その恐怖を感じる能力は
大きな力です。
だから今みたいな時に、悪い方、悪い方に
想像が行ってしまうのも無理はないと思います。
まず、反応して引っ張られる。。
でも、重要なのはそれに気づいた自分がいること。
そういう時に、いつもの姿勢で縮こまったまま、
「考えないようにしよう」「心配しないようにしよう」
「もっと別のことを考えよう。。」
としても、それだけでは、なかなか思考のループから
抜けられないもの。
そこには、身体的スキルと、思考のスキルが
役に立つのです。
恐怖に反応した時、そのサインを読み取り、
上手にエネルギーにする。。
実は、ヨガや瞑想で開発している自己開発技術は
そこに一番の利点があります。
体が柔らかくなる、とか
痩せる、綺麗になる、、気持ちよくなる、
は副次的なもの、です。
では、どう考えたらいいか?
まず恐怖の正体を知ること。
それはホルモンや体内の分泌物が
恐怖反応で変化することで起こります。
心臓がドキドキしたり、苦しくなったり
汗をかいたり、
それは身体的な反応で、脊椎が縮むこととも
関係しているし、脳で考えていることも影響しています。
「体が反応しているんだなー」
と知ることだけでも、まずは一つの安心になったりします。
そして、それを変える最初の方法、
それは目を上げ、呼吸を一つして、
自分自身の体と今ここで動いている自分に意識を向け、
そこからどこに向かっていくか、未来方向に向かっていく意識の方法にあります。
まずは一息。。そして「私は今ここにいて、
今この瞬間は生きている」と
言ってみましょう。
生きている以上、呼吸を選択できる以上、
そこから動く方法、行動する方法は
実はごまんとあります。
今感じている恐怖もストレスも、未来から見れば、
ただの一つのスタート地点にすぎないのです。